夜行電車

JRの夜行電車

夜行電車として一般的なのがJRの夜行電車。夜行電車は全国各地で運行されており、現在でも昔ながらの寝台列車も多数運行されているが、東京と大都市との行き来が最も需要があるといえる。例としては東京〜名古屋など。夜行電車の運行としては比較的近距離にあたるこの路線は、寝台はなく、多少リクライニングする程度のシートを利用することとなる。

東京〜名古屋間の夜行電車

東京〜名古屋の間を夜行電車で移動したいのであれば、「ムーンライトながら」という電車を利用するのが得策。この「ムーンライトながら」は、東京発、名古屋経由、大垣行き(上りはその逆)で、上下線ともに毎日1本ずつ運行されている。上りは大垣駅から東京駅までの全区間・全車両が指定席、下りも東京駅から豊橋駅までの間は全車両が指定席となる。

東京〜大阪間の夜行電車

大都市間の移動といえばやはり日本第二の都市である大阪は外せない。寝台特急列車の「銀河」が東京〜大阪間の夜行電車として運行していたが、残念ながら2008年3月14日をもって廃止された。それにより、今となっては、夜のうちにどうしても東京〜大阪間を移動したいのであれば、夜行バスを利用するのが最も建設的。その他には、「ムーンライトながら」で大垣まで行き、米原方面へ行く後続の電車に乗り換えるという方法もあるが、どうしても朝一番に着くのは不可能である。

青春18きっぷで夜行電車を安く

「青春18きっぷ」をご存知だろうか?JRの普通列車と快速列車が1日乗り放題となる切符で、期間限定。利用可能期間は概ね春休み、夏休み、冬休み前後の期間で、5回分で1枚となっており、金額は11,500円。「青春18きっぷ」という名前のため、年齢制限があると思われがちだが、年齢制限はなく、また、子ども料金も無い。この青春18きっぷを使って「ムーンライトながら」に乗ることももちろん可能である。しかし、「ムーンライトながら」は全席指定なので、指定席券が別途必要となることと、夜行電車の特性上、日をまたぐため、切符の2回分を使うか、日が変わってから最初の駅までの運賃にあたる切符も必要となる。ちなみに、上りでは大府駅、下りでは小田原駅が、日が変わってから最初の駅となる。

夜行電車の予約

指定席制になっていることの多い夜行電車。休前日や繁忙期には満席になる事もめずらしくないので、確実に乗車する為には予約しておいた方が身のためだ。予約方法は、駅(みどりの窓口など)で直接購入する方法、プッシュホンで予約する方法(ただしプッシュホン予約には、列車予約コードと駅名コードが必要)、電話予約する方法、インターネット予約(JR系のプロバイダー「Cyber Station」加入者のみ)がある。それぞれ乗車日の1ヵ月前から販売されているので、夜行電車を利用する事が前もって分かっている場合は、早めに予約しておいた方が確実である。

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